
「やろう!」
そう決めたや否や英語の教科書を開き塾のワークを開きノートを開き無心に綴り始めた。
英語嫌いのHちゃん
どうしても英語に手が伸びなかったHちゃん
そんな彼女の「やる!」の瞬間は、何とも美しかった。
これが「自学」のイイトコロ。
誰かにやらされるでもなく、自分の意思で「やる!」と決めてノートを開く。
ここから伸びが始まる。
SNSでも飛び交う「ヤル気がないとやらせても意味ない」という言葉。
確かに、確かにヤル気がないと効果は望めない。
でも
だけど
「ヤル気が出るまで何もしない」は違う。
何年も塾講師やってるけどさ
「勉強したい!燃えてきたぁあ!」って子なんか滅多にいない
「勉強かぁ・・・ヤだなぁ・・・」って子が圧倒的マジョリティだよ。
家でバトった後かも知れない。
それでも塾に来れば、素直に前向きに机に向かう。
そういう環境を整え、そういう風にはたらきがけ、余計なチャチャは入れずに、自分で「やる!」と決めて動く余白を残してあげる。
そういう場所を見つけ、選び、諭し、運ぶ(笑)
Hちゃんの「やる!」と決めたのだ。
伸びるしか、ない。