loader image

英語は読める。なのに「解けない子」が急増中。

英語は読める。なのに「解けない子」が急増中。

最近、高校入試を解いてて
「え、これ本当に英語のテスト?」って思うのね。

文章の中にバンバン社会やら理科やらの要素が出てくる。
環境問題、歴史上の人物、科学実験の描写…。
そしてこれらを踏まえて「読解」をさせる。
数年前まで大学入試で見かけていたような出題が、今や高校入試に降りてきている。
「英語は得意なのに、点が取れないんです・・・」という相談も増加中。

実はこういう子に全文和訳を読ませても「で、結局なにが言いたいの?」と。
つまりこの現象の原因は「英語」にあるのでは「読解力」にあるんだと。
英語そのものの力はあっても「その文章を読んで、意味を把握して、文脈を理解し、背景知識と結びつけて考える力」が足りない。
だから中間期末では点が取れるけど、入試問題になると急に点が取れなくなる。

この解決策は、単なる読解力だけでなく、浅くてもいいから広い社会・理科の知識も備えること。
(というか、読解力は広範な知識でもって支えられている)

「英語は分かるけど読めない」は、「英語ができない」と見なされる。
厳しいけど、考えてみれば納得もいく話。
受験生になってから本腰入れればOKという時代は、もう終わりつつある。