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怒っても、いい。 ~潰しちゃダメなだけ

「子どもは怒っちゃダメ!」
ってセリフをよく見聞きするけど。

うん、それムリでしょ笑

怒るよ。そりゃあ怒るってもんでしょうよ。
何回言っても手を洗わないとか、ランドセル開けないとか、連絡帳出さないとか、宿題やらないとか、テスト隠すとか。
仏の顔も三度まででしょ。
ブチギレ案件なんて日常茶飯事じゃん。

違うの。
怒っちゃダメなんじゃないの。
潰しちゃダメなの。

怒るのがダメなんじゃなくて、潰すのがダメ。

ここ、ほんと大事。

たとえばさ、「ヴォケがぁあ!!コ〇したろかク〇がぁあ!!!」って
それはもう潰しにかかってるやつだからNG。
人格否定も殴る蹴るのDVももちろんアウト。

でも、「今のこれはアカンやろ!」「ここはちゃんとしなきゃダメ!」って
行動をビシッと怒るのは、むしろ必要なこと。
注意を引くために大きな音を立てるのも戦術のうち。

この辺、「怒る」って言葉がイヤって人から
「それは『叱る』って言いなさい!」ってツッコミが入りがちだけど、
いやいや、そこじゃないのよ。
「言い方」「言葉の選び方」なんか問題にしたいんじゃないの。
潰すか育てるかの話をしたいの。

言わせてもらうけど、その「【怒る】というワードNG派」のおかげでね、
怒っちゃダメ、注意もダメ、指摘もダメ、優しくくるんであげなきゃダメ、なんて雰囲気が漂ってんだから。
「怒る」と「叱る」の違いなんかどうでもいい。
大事なのはそこじゃない。

潰すか、育てるか

そこ。

だから、子どもが間違えた時にはちゃんと怒ってあげよう。
「ダメなことはダメ」って、ハッキリ伝えるのって、
実はすごく愛のあることだと思うんだよね。
というか、「愛」の意味をはき違えなければ、
間違いなんかよっぽど起きないと思うんだけど、どうだろう?