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月にかわってお仕置きよ! ~「変わる」と「代わる」で大違い

「AがBに変わって」は、今Bなんだけど、
「AがBに代わって」は、今Aなんですよね。
改めて言葉を眺めて

うぉー!!

ってなってます笑

ここに勉強の価値が隠れていると思っていて。
多くの場合、最初に知る「かわる」の意味は「変わる」だと思う。
「AがBに変わる」で、A→Bと変化する、の意味。

小3で「代わる」を習う。
「AがBに代わる」で、B→Aに変更される、取って代わる、の意味。

セーラームーンは「月に代わってお仕置きよ!」だ。
「月に変わってお仕置きよ!」だったら

お前、月なんか~~~~~~い

だからね笑

口で「エーがビーにかわる」と言った場合、どちらの意味で取るか、取られるか。
どちらの意味で取るかによって真逆の結果になってしまうため、取り間違いはコミュニケーションにおいて致命的。
だからここに思いを巡らせられるかで、コミュニケーションの結果も変わってくる。

もちろん文脈で判断できるけど、
「相手が文脈で判断できるだろう」と決めつけるのはやや傲慢な態度だと思っていて、
もしも違った場合に困るのであれば、そこは取り違えないように注意した方がよい、と。

たとえば文脈で判断しやすいよう前後にもう少し情報を付け加えるとか、
たとえばあえて「エーがビーにchangeする」とか「エーがビーにreplaceする」と英単語で言ってみたり、
色んな工夫ができる可能性があるわけで。

「変わる」と「代わる」の話に限らず、
知識が多ければ多いほど、誤解を生む確率が減らせる。
誤解して、もしくは誤解されて困るのであれば

勉強しようぜ!!

ってことだと思うのね。

ふと、ラジオを聴いてて思った話でしたチャンチャン