
最初は家の近くの塾に通っていたそうな。
けれど、ある日ポツリと打ち明けられて驚きショックだった、とママが教えてくれた。
「オレ、先生に嫌われてんだよね」
質問をしてもまともに取り合ってもらえない。
進路の相談をしても「無理」の一言で突っぱねられる。
志望校への気持ちだけが置き去りにされてる気がする、と。
それでも諦めきれず、その子とママは必死に探し続けた。
「努力できる環境があるなら、挑戦したい」
その気持ちに応えるため、僕も面談で真正面から向き合った。
受験が終わった後に、その子がこんな言葉を残していった。
- 「先生の言葉でホッとして、安心して頑張れた」
- 「とてもいい経験ができた」
- 「これからの挑戦につながる」
30分かけて通った日々が、ただの塾通いで終わらず、
次の一歩へ踏み出す力に変わったんだなぁ。