「子どもが何を考えてるのかわかんない!」
という言葉、ママさんからよく聞くのね。
思った通りに、期待した通りに、
なかなか行動してくれない。
わたしが学生のころはもっとこうだったのに。
いったいこの子の脳内、どうなってんの?
分かるぅうう!
それ、めっちゃ分かるぅうう!!
マ
ジ
で
何考えてんの?
何も考えてないんじゃないの??
って(笑)
ただ、僕は同時に⇩こういう感覚も持ってて。
そもそも違う人間の考えてることなんか分かるわけない
こう思うと、少しだけ楽になる。
頭の中も、心の中も覗けない。
たとえ家族であっても、
行動を別にするようになって以降は、
背景や環境を100%理解することもできない。
だけど。
違う人間の考えてることなんか分かるはずないけど、
それでも分かろうとする努力は大切だと、
僕は思うんだよね。
その「分かろうとする努力」こそが、
信頼関係を作る基礎になると思うんだ。
そのために、
僕らは言葉を尽くして会話するんだ。
一方向の「伝える」ではなく、
双方向の「会話」を。
「うん」と言わせる、とか
「分かった、やります」という言質を取る、とかじゃなく。
相手から言葉を引き出すことに集中する。
建前の、出来合いの言葉ではなく、
子ども自身のオリジナルな言葉、
感情や目線を言語化したものを引き出すんだ。
ひねり出すまでに時間はかかるかもしれないね。
だけど、ひとつ出ると、溢れるように言葉が出てくるから。
それまで、ジッと我慢。
僕ら親は、我が子を100%理解したいんじゃない。
我が子に、自分の期待通りに動いてほしいんでもない。
ただ、我が子の将来が心配で心配で仕方がないだけ。
我が子が将来、困ったり不幸になったりしてほしくないだけ。
だから目の前のことに一生懸命になってほしくて、
将来のことを真剣に考えてほしくて、
それだけなんだよね。
不思議なことに、
子どもからオリジナルな言葉を引き出せると、
出せるだけ出してもらえると、
すごく前向きで建設的な話ができるようになるよ。
あとはそれを、実行に移し継続できるようサポートしていくだけ。
我が子を理解する必要なんてない。
理解することなんか、できやしない。
だから会話を重ねて信頼関係を作って
前向きに今と将来を生きるのに必要なサポートを、
我が子自身が進んで申し出るような関係と空間を
作っちゃおう♪


