問題「見て」ウだと思った。
だけど「よく読んだ」らイだった。
オイオイ、問題を「読め」よ。
テストでは、最初から答えを決めつけない方が点は取れる。
最初から答えを決めつけず、
問題を読みながら答えを出すのを保留しておいて、
読み進める過程でドンドン候補を削って、
ひとつに絞れた時点で答えを書き出す、
というスタイルだと点数が伸びやすい。
日常生活のトラブルって、こういうスタイルだと回避・軽減しやすいと思うんだよね。
誰かの言葉にイラついた → ムカついた → ケンカ
みたいなことって、よくあると思うんだ。
「誰かのワード」を「誰かの行動」に変えてもいいと思う。
相手の言動に対して、自分の中でひとつの答えを決め込んで、
その答えが気に入らないモノだったらムカついて、ケンカする。
Xやthreadsじゃ毎日のように誰かと誰かがドンパチやってるね(笑)
似たようなことを、僕らもリアルの中でやってはいないか、という。
「問題をよく読みましょう」じゃないけど、
「相手とよく対話しましょう」が処方箋になると思うんだ。
答えを急がず、一旦「保留」して、対話する。
気になった出来事に、すぐに答えを出してリアクションするんじゃなくて、
一旦、答えを保留して、質問を投げて多くの言葉を引き出させて、
出てきた言葉に対して自分が感じたことを言語化して「こういう意味で合ってる?」と確認しながら、
答え候補をドンドン削っていって、ひとつに絞れた時点でリアクションする。
もちろん、毎日が忙しいからね。
いちいちそこまで、やってはいらんない。
だけど、答えを保留しておくことはできそうだし、
何日かにかけて考えて、対話して情報を増やしていくこともできそう。
「どう思ってるのか聞いといてよ」っていう風に人の手を借りてもいいと思う。
情報を集めてる間は、答えをひとつに決め込んじゃうようなことはしない。
立場上、いろんな親子の間に入って調停役をやってきたけど、
9割は「保留しながら対話」で解決できるなって感じる。
「問題を読んでない中学生」みたいなこと、してない?
もしかしたら「話を聞かない大人」「話を聞いてくれない大人」になってるかも。
あなたが「そういう人」なんじゃないよ。
油断すると誰しも「そういう人」になり得ると、僕は思ってて。
だから普段から、答えを保留するスタイルを強く意識するとよいと思うんだ。
僕は、そうしてる。
答えを保留できてるかどうかはさておき、答えを保留するよう強く意識しようって思ってる。
個人の感覚だけど、そうしてからずいぶん、塾生やママさん、他の出会う人が言葉を紡いでくれるようになった。
どうだろう。
保留スタイル、取り入れてみては?


