この前、ムスメのお友達家族たち(10世帯くらい)とBBQした時に、
新中1になるお子さんをお持ちのママさんと話す機会がありまして。
「中学生になるし、塾も考えないと~って思ってて」
「でも、3年生になってからでもいいかな、とか」
営業するつもりは無かったんですが、
通うなら早い方がいいですよ、とマジトーンでお話ししました。
理由は4つ。
①勉強したらすぐ上がるほど、入試がカンタンなものじゃなくなってる。
我々親世代が経験した高校受験なんか、校内実力テストの足元にすら及ばないくらいに、
近年の難化はすさまじいです。
②講師がその子の性格・得手不得手を把握し切るのに3ヵ月~半年はかかる。
勉強方法1つ取っても、勉強内容の教え方1つ取っても、
その子に一番しっくりくる方法、伝え方があって、
僕ら塾講師は常に「あの子には〇〇、この子には△△」という風に考えを巡らせてるんですが、
その判断にはやはり、今の理解度やその子自身の性格を掴む必要があるんです。
③意識や行動のレベルアップには半年~1年はかかる。
塾に入りましたよ、授業を受けましたよ、で劇的に意識・行動が変わる、
というのはレアケースで、ほとんどの子は
地道に勉強を積み重ね、
嫌々ながらも続けて、
テストが良かったり悪かったりを経験する中で、少しずつ成長していくものです。
今まで塾講師をしていて思うのが
歴が長い子ほど受験でMAJIになるタイミングが早い
ということです。
これらに④を付け加えて、
④1度、取りこぼした内容を復習で取りに行く作業は苦痛でムダが多い。
取りこぼしてしまったのなら取りに行かなきゃですけど、
そもそも取りこぼしてなかったら、そんな事せずに済むわけですもんね。
コスパ重視のピンポイント治療みたく塾を考えてる方には申し訳ないんですが、
塾は、教育は、人対人・心対心、という面がめちゃくちゃ強いです。
その子を知るのに半年やそこらでは短すぎ、
キチンとした教育サービスを提供しようと思ったらどんなに短くても1年は、
そして長ければ長いほど、よりよい教育サービスを提供できるようになります。
要するに、この前も記事にしましたが
塾は成績・学力が手に入る自動販売機じゃない、
ということを覚えておいてほしいです(^^)