成績が奮わないのは勉強方法が間違っているからだ
正しい勉強方法さえ分かれば成績は上がるはずだ
一見、正しいっぽいです。
ただ、毎日塾生たちとあーだこーだやってるのを何年も続けてきた身からひとつ言わせてくださいね。
「正しい勉強法さえ知っていれば」と言っちゃう子は、正しい勉強法を知っても正しく運用できません。
「正しい勉強法さえ知っていれば」というセリフには言外に「正しい勉強法を教えてくれないのが悪い」というのを含んでいて、
つまり成績が思わしくないのを他責にしちゃってるんですね。
でもですね、「正しい勉強法」とか「東大生の勉強法」とか、注意深く読んでみてください。
どれもめちゃくちゃ、勉強に対して「自責」なんです。
トライ&エラー・試行錯誤・PDCA、どれもそうですけど、
うまくいかなかった原因を自分の計画や行動から探してひとつひとつ潰していくことの繰り返しだから、
うまくいかないのは正しい勉強法を知らないからだ!
と結論したとしたら
↓
じゃあ知るにはどうしたら?
↓
ネットで調べる・本を読んでみる・先生に聞いてみる・友達を観察するetc.
という「行動」に移るべきなんですよね。
で、こういう子は「正しい勉強法を知っていたら!」とは言わない。
「どう勉強したらいいですか?」
とか
「○○なんですけど、△△ってしたらうまくいかなくって・・・」
とか
「先生はどうやってましたか?」
とか。
そういうセリフに置き換わるんです。
だから「正しい勉強法を知っていたらできるのに!」に対して僕は
出直してこい
と言います。