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「6は3の何倍ですか」が方程式に見えること。

「6は3の何倍ですか」が方程式に見えること。

小3から「倍の計算」が始まります。

 

 

この子、年を経る毎に凶暴になる困ったちゃんなのです。

 

 

 

5年生では割合・百分率に進化し、

 

 

6年生ではとうとう文字X(通称ミスターエックス)の登場です。

 

 

 

 

 

そして中1で本格的に方程式を学び、その利用問題でMr.Xが当然の顔で歩き回ります。

(高校入試でも普通にひょっこりはんです)

 

数学だけかと思いきや、理科の濃度(中1)・湿度(中2)計算、果ては地理の資料読み取り問題にまで登場する始末。

 

 

 

 

 

中学生になってこの割合系問題がハッキリと「苦手だ」と認識した場合、

その巻き返しは一筋縄ではありません。

 

 

何せ初出は小3、中学生にもなれば「できて当然」の雰囲気ムンムンで他の数ある「覚えること/理解すること」に邪魔され割合の復習に集中させてくれません。

 

 

さて、そんな割合系の問題、元をたどれば小3の「倍の計算」であり、「6は3の何倍ですか」問題なのです。

 

 

2倍!

 

 

と正解して喜んではいけません。

 

ここでは「どうやって2倍って分かったん?」が大事です。

 

 

「ニサンがロクやから」と答えれば、それは思考が小3でストップしていることの証です。

(試しに「6は8の何倍?」と聞いてみてください)

 

 

 

小6でMr.Xが登場して以降は、「6は3の何倍?」が「6=3×X」と見えるまで脳みそにしみ込ませねばなりません。

(小5の「くもわ」は個人的に好きではありません笑)

 

「6は3の何倍?」が「6は8の何倍?」になり「クリームパンはアンパンの何%?」になり「今年の売上は去年の45%でした」になり「10%の食塩水に水を100g加えると」になり「この空気を15℃に冷やすと窓がくもりました」になり「資料を見て世界人口に占めるインドの人口の割合を答えよ」になるのですが、

これらは全部「6は3の何倍ですか⇒6=3×X」と同じ考え方で動いているからです。

 

「6は3の何倍ですか⇒6=3×X」無くして、去年の売上もインド人口も9%ストロングゼロドライもあらずです。

 

 

 

 

そんな「6は3の何倍ですか⇒6=3×X」を、文字式・比の計算・分数かけわりをマスターした小学部生には練習してもらっています。

ちょっと複雑に、百分率は小数点以下四捨五入して整数で答えよ、なんか言われると戸惑うこともありますが、

とにかく「6は3の何倍ですか⇒6=3×X」​の基本を徹底して定着させていきます。

 

 

 

 

小学生、特に6年生(アっという間に中学生の君のことだよ)諸君、

今のうちに「6は3の何倍ですか⇒6=3×X」​ができるようになっておくことを激しくオススメします。