受験生というのは本当に繊細で、ほんの些細なことで気持ちがコロコロ変わる不安定な生き物だ。
気持ちが変わればパフォーマンスも変わる。
テンションが高ければ、まさかというくらいにスラスラ解けて、
低ければ昨日まで出来たはずの事が急にできなくなる。
ただえさえ普段から重圧を受けてて、
その上に自由も制限されてるから当たり前といえば当たり前。
僕は塾講師として、受験生一人ひとりの小さなヤル気の火種を、
少しずつ育てて大きくして増やして。
やっとこさ燃えてきた、と思った時に保護者からの暴風、アッという間に元通り。
その暴風から塾生たちを守ってやらねば、
安心して燃えられるようにしてやらねば、
と、毎年のように苦心します。
受験生の保護者の皆様。
不用意な一言で、
それがたとえ「アナタのために!」と思った一言であっても、
驚くほどの破壊力をもって消し飛ばす、
それほどのパワーを「親の一言」にはあるということを覚えておいてください。