模試のAとかBとかEとかの判定、アレ、なんなのか知ってますか?
結果票には「合格可能性」って書いてますよね。
Aは80%、Bなら60%、Eは圏外、みたいな。
アレってなんだか「結構当たる占い」みたいな感じで思ってません?
Aは大吉、ゼッタイ受かる
Eは大凶、ヒャクパー落ちる
みたいな。
その考え、ソッコーで捨ててください!
アレの意味するところはですね
【今のあなたの偏差値と同じ人は去年もたくさんいましたが、そのうちの◯%の人は合格してたよ】
っていうデータでしかありません。
たとえば偏差値60でA判定だったとしたら
今のキミと同じ偏差値60の人のうちの80%がキミの志望校に合格したヨ
です。
当然そこに「この先の伸びしろ」を加味することはありませんし、
A判定の下位20%は落ちる
ということでもあります。
僕も模試はかなり塾生の進路指導の参考にしますが、
判定はチラ見程度です。
ぶっちゃけ、全く真剣に見てません。
じゃあ何を見るのかというと、
僕自身が解いてみた感覚
塾生の答案
このふたつを合わせて
どういう所が書けててどういう所でバツ食らって
ウンウン、そういう所がアレだよねぇ
で、今、キミは何をしてるの?
どういうテンションで授業を受け、自学をしてるの?
という部分を見てます。
A判定でも「コイツは下位20%に入るな」と思ったら「ヤバい」と判断しますし
D判定でも「コイツは上位20%に入ってる」と思ったら「ヨシ、行ってこーい!」です。
あのね、模試の判定に踊らされるとね、バカを見ます。
語弊があるのは重々承知の上で書きますが
変に教育熱の高い親御さんほど判定で踊ります。
で、疲弊し、疲弊させ、自ら伸びしろを放棄し、ドロップアウトです。
確かにデータは大事ですが、模試のデータに「今のあなたの勉強態度」と「これからの伸びしろ」は一切記載されていません。
よって判定はあくまでも
【今のあなたの偏差値と同じ人は去年もたくさんいましたが、そのうちの◯%の人は合格してたよ】
という情報でしかなく、全くもって
「結構当たる占い」
ではありません。
ちなみに占いって大吉が出るまで引いてもイインダヨ的な話がありますが、
それなら「A判定になるまで何度もその模試を解きまくる」って方法もあるんじゃないですか?
模試の判定であーだこーだ騒ぐくらいなら、そうやって「必死こいて模試を何周もする」って方がよっぽど今後の結果に寄与すると僕は思うのですが。