この私立入試直前の時期に!
という声もあろうかとは思うけど、逆に「今だからこそ」この話をさせてもらった。
高校の数学ってこんな感じなるヨ
を、ちょうど星稜数学大問1がその意図ムンムンで作ってきてるから利用させてもらいました。
だけどあえて私立入試直前のタイミングでこの話をしたのは「星稜がそうだから」ではなく、
ようやく高校受験生たちが数カ月後の自分を真剣に想像し考えることができるようになる時期だから
だ。
ぶっちゃけ高校受験までの数学は「こういう時ってこうすりゃええんでしょ」のパターンが限定的で、とりあえずやってたら解けたという問題が多い。
そこに理解が伴ってるかどうかはさておき、ね。
そういうのが数学、とりあえずパターン覚えりゃスイスイ解けるのが数学、と思ってる子、
もしくはそのパターンを覚えるのにも一苦労、という子は
確実に入学後3ヶ月で沈没する
のである。
そして一度でも沈没すると二度と再起不能になる。
それが高校、それが数学というモノ。
その牽制を込めて、今日の数学講義とさせてもらった。
ここまで書くと、さぞ恐ろしい難問を持ってきたんじゃないかって思われるけど、これは星稜「高校」の過去問であり、
塾生に真剣に考えてもらったのは
2✕10
2✕2
8✕9
なんだよね笑
実は高校数学をクリアする一要素として大事なのは
「こうだからそりゃ2✕2だよね」
「これってただの8✕9じゃんね」
をキチンと腹落ちさせること、にあると思ってるのは僕だけ?
そしてこの「そりゃただのかけ算でいけるに決まってんじゃんw」な部分は、
高校受験であっても(数学ニガテ勢においてはなおさら)めちゃくちゃ役に立つ思考となる。