イマドキっ子たちは生まれたすぐそばからネットがあって、ネットがある中で生きていくのが当たり前。
とりあえずググれば無限に情報が出てくる。
かつて「暗記すべし」と言われた部分だってネットの中からすぐに答えを取り出せる。
だから今は知識よりもその活用(≒知恵)が大事だと言われる。
果たして「暗記」というの(ある人には苦行)は必要なのか。
結論から言うと僕は「いる」側の人間だ。
知識が無いと、混交玉石のネットの海から意義のある情報を取り出すことは不可能だ。
むしろ知識がないばっかりに、真実とは180度反対の嘘っぱちにしっかり騙されて損をすることもままある。
騙されて痛い目を見るならまだいい方で、騙されてることにすら気付けないとなると目も当てられない。
(本当に色んな所でそういう「イタい人」をお見受けする)
ましてやその活用となると・・・
たとえばで言うと、
「円周率は実は10ケタだった」というのが【ネタ】情報サイトに書いてたとして、
「ははっ!バッカじゃねーの?」となる人(←コッチが正しい)
「え!マジ?皆に教えてあげよー♪」となる人(←・・・)
どっちになって欲しいですか?という話。
(これ、かつてマジで後者な人に出会ったことがあります)(しかも大人)
塾という教育現場に身を置いていると、
このままだとホントに後者な人になってしまう!という子にまぁまぁな頻度で出会う。
そこまでいかなくても、「ググれば分かる人」がいる一方で、「ググっても分からない(もしくは騙される)人」になってしまう、そんな危機感を抱かせる子はホントに多い。
体系付けられた知識が頭の中に無いと、新しい知識を得ること・正しい知識を得ることへのハードルが恐ろしく高くなる。
だから、体系付けられた知識は持っていないといけない、つまり知識を体系立てて脳みそに収納しないといけない、
そのためにはまずそもそもの「知識」が無いと話にならない。
知識を増やすには突き詰めると「暗記」で行われるから、
少なくとも今の世の中では「暗記」「知識量」はめちゃくちゃ大事だと思う。