塾って割と立ち位置として「ヤバくなったら行く所」という風に捉えている人が多いと思うんだ。
「具合悪いし病院行く」みたいに。
コレね、たぶん塾講師として働いている人の共通認識だと思うんだけど
「ヤバイ」と感じた時にはほぼ再起不能
なんだ。
特に大学受験の世界では顕著、というか決定的で。
(だから高校部があるんだけど)
コレは中学生でも、何なら小学生でも全然あることなのね。
小・中学生では「再起不能」というよりも、「歴然とした差ができてしまっている」という方が正しいかな。
その差を埋めようと思ったら相当なストレスがかかることを覚悟しなきゃならない。
それこそ、起きてる間はずっと勉強、くらいの。
(でも、差を付けられてしまった方は、そこまで耐えられないことが多い・・・)
(逆に言うと大学受験の世界では「相当なストレス」をかけたとしてもほぼ復帰できない、という)
僕は今までの塾生活で色んな生徒を見てきたけど
「この子は塾、いらんな」
と思う子は数名。
ただ、ナゼかそういう子ほど「塾」という場に身を置き続けた。
もしかしたら「数年先にめっちゃ苦労してるかも知れない」という想像力が体を動かし、
そのついでに塾に身を置くことに繋がっているのかな、とか
そもそも、塾を去る子というのはどこかで「勉強したくない」という思いがあって、
塾をやめた理由が「勉強したくないから」だから塾をやめたら当然、勉強をしなくなって。
健康の話でもよく言うよね。
「マメに病院に行く人ほど長生きする」
「このまま健康でいるためにジムに行け」
って。
転ばぬ先の杖、先々に不安が少なからずあるのなら、
早めに手を打った方が圧倒的に得られるリターンは大きい。
パっと見は現状維持だから感じにくいものなんだけど、
そうやって早めに手を打つ人ほど、その感じにくいリターンを大いに感じている、と言うこともできそうだ。