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「差」というものの正体

「差」というものの正体

「差」とは何か。

A君とB君で「学力に差がある」と言う時、その正体は何なのか。

あたかも2人の間でドデカイ「段差」があるように感じるが、その「段差」を細かく見るとそれは

0.05ミリの薄皮が積み重なっているだけのもの

である。

1日、1日の積み重ねを1年・3年・5年と積み上げてきた結果、見上げるほどの「差」となって今、目の前にあるわけで、

それを今から取り戻そう・逆転しようとするなら、彼の何倍もの量を1日、1日と繰り返すしかない。

 

彼が1日0.05ミリなら、自分は2倍の0.1ミリ

これで彼の「10年」という時間を「5年」に短縮できる計算だ。

 

よく、「こんなに待てない」「そんなに時間をかけられない」と言ってチートを試みる人がいるが、

つまり、2人の間にあるこの「段差」を埋めようとした時に、一気に逆転できるほどの足場を持って来がちだが、往々にしてそれは無用の長物に成り下がる。

 

定期テストくらいだったら何とかなる場合もある。(相手による)

 

が、実力テスト、殊に「入試」となると、逆転できるはずの足場が立たない・立てられない・乗れないのである。

どうにか足場を立てようと苦心している間に、相手は着々と1日、1日を積み重ねる。

「そろそろ本気を」ということで、今までの2倍3倍のスピードで。

 

彼が1日0.05ミリなら、自分は2倍の0.1ミリ

これで彼の「10年」を「5年」に短縮できる

 

それでも足りないのであれば、3倍5倍と、彼よりも多くを積み上げる他、ない

 

 

この考え方はとても大切だからね。

特に、もどかしい思いをしている「ママさん」が、よく知っておいてほしいんだ。

 

 

戦意喪失、諦めてしまうその前に。

 

彼には勝てなくても、まだ始めていないC君には、今から始めれば全然勝てる

 

ということも言えるよ。

 

 

 

まだ始めていない子に勝てば、その分だけ勝率が上がるのが受験だから、

いつ始めたって遅くはない。

 

大事なのは、いかに早く始めて、いかに長く、いかにコツコツと積み上げられるか、であることは忘れないでほしい。