今日の中3本科はちょっと変則、ふたつに分けて
①理科の復習講義
②数学の関数復習演習
とした。
①は僕が、②は優秀なアルバイトくんが担当。
まず①
僕が担当した方だからこっちの比重が大きくなるけど悪しからず。
理科は要望が多かった「消化と吸収」の単元。
ぶっちゃけ「覚えられるっちゃ覚えられるけど何やってるかイミフ」という声が上がったから急遽、講義をしてきた。
デンプンをアミラーゼが分解してブドウ糖に、とかの部分ね。
「何やってるかイミフ」って意見が出るのも分かるのね。
マジで暗記のオンパレードだから。
「いや暗記頑張るけど結局何の話なん?」っていう笑
そこは教科書の書き方と、それに沿って教えねばならない現場の先生方の苦悩とが生み出す悲劇なんだけど、
それをぶっ壊して「真逆の方向で教える」と彼ら彼女らはスッキリするかな、と。
つまり
おにぎりモグモグしたら甘くなるよね、お米はデンプンだから唾液中のアミラーゼが消化してブドウ糖になったからなんだよ、実験してみると分かるんだけどホラ、ヨウ素液とベネジクト液を使うと分かるじゃん?ほんでそれが小腸の柔毛で吸収されて血液に入って、あ、血液には赤血球とか白血球とか血小板とか血しょうとかあるんだけどね、ちなみに赤血球にはヘモグロビンが・・・
わ
か
る
か
よ
w
っていう笑
そうじゃなくて、大切なのは
なんでゴハン食べないと死んじゃうの?
なんで息しなかったら死んじゃうの?
なの。
それを知る/学ぶ単元なの。
タンパク質→アミノ酸
脂肪→脂肪酸とモノグリセリド
大事だよ?
覚えなきゃだけどぶっちゃけ「それは頑張って覚えるけど」の部分なの。
大事なのは「で、ソレが何なわけ?」なの。
そこを見失っちゃうと、言葉は覚えたけど問題は解けない、になるのね。
今日の講義では、その辺の暗記事項は一切抜きで
「で、ソレが何なわけ?」から辿って、つまり教科書の書き方とは全く逆の順序で話してきた。
狙い通り、「めちゃくちゃ分かった」と。
一方そのころ、②では。
数学が大のニガテ、関数?グラフ?勘弁してよ(泣)の子が、
実際に「えヤダ」って不満タラタラの子が終わってみたら
「え、全然♪みんなに説明できるレベルやけど♪」
という。
全員にとって
「分からない」を解決した時間
となった中3本科であった(^^)