今回(第7回総合模試)の国語なんかが好例。
たとえば「啓蒙思想」でロック・ルソー・モンテスキューが連想できるか、
「独裁者」と「全体主義」でヒトラー・ムッソリーニや第二次大戦中のドイツ・イタリア・日本が頭をよぎるか、
「新生代第4期完新世」で新生代=ビカリア・メタセコイア・ナウマンゾウが脳裏に浮かぶか、
「産業革命」でイギリス・工場・煙突が思い起こされるか。
これで「読めるか」もう少し言うと「読む気になるか」が決まる。
ぶっちゃけ、予備知識なしで読まされる文章ほどテキトーに分かったフリしてサッサと済ませようとするものは無い。
※うめざわの例で言うと、全く興味のないアイドルのウィキペディアを読むくらいなら一生腕立てしてた方がマシみたいな感じ
今回の国語は高校入試社会(と、ちょっと理科)のド真ん中を突く知識を備えているかが分水嶺(※この言葉も本問で出てます)だったからまだ運のいい方、
普段はお勉強で扱う知識よりも「おじいちゃんの雑学」みたいなイメージの方が近いかもネギ。
「国語」という教科が扱う知識が広範で量が多すぎるために、こちらも特効薬は無くおそらく有効打は
おじいちゃんの話を聞く
なんじゃないかと本気で思う今日この頃。※おばあちゃんでも可
※個人的な経験で恐縮ですが、僕はかつて近くのおじいちゃんを塾の先生替わりにしてたおかげで(せいで笑)、しょーもな雑学を(嫌というほど笑)聞かされてまして。
それが高校受験期最終盤の「うめざわ最近国語めっちゃできてるなぁ!(by 国語の先生)」に繋がり、以降ずっと国語が武器(なくせに理系を選んだからエライ目にあった)になったんじゃないかと回顧中。
(背景知識にとどまらず、語彙の面でも「ムズカチイな」と感じる言葉はたいてい「おじいちゃんが普段使いしてる言葉」と近かったりする)
こちらもすでにお察しの通り、「1週間で-10kg!」なる釣り広告みたいなことは起こり得ないので
地道に背景知識を貯めていく
のが正解です。
ここで「じゃあテメェ(うめざわ塾)は何してんだゴルゥア!」にお答えします。
授業で背景知識をふんだんに盛り込む
です。これ以外に僕が塾でできることはありません。
背景知識をふんだんに盛り込むから、例えば今日なんかは「半分が社会の授業」みたいになりますし、
背景知識で脱線するから「1日で1文章(1大問)が時間的に限界」なのです。
※正直、国語の授業で1日にバンバン解かせる系の塾は
・すでに十分な背景知識を得ている子(安定して偏差値60超かつ65超が通常状態)が生徒 ←ココが多いことを願うのみ
・テクに頼る系 ←出題者のちょっとした工夫で総崩れの可能性大
・ヤル気ない or 素人 ←ノーコメント
のどれかです。
そして「1週間で-10kg!」なる釣り広告みたいなことは決して起こらないので「頭の良くなる読解講座」を非受験生向けに(早期に)始めることにしたのです。
※これは「語彙」にも言えること
受験生になる前の段階で【読解攻略のエッセンス】を定期的に浴びて浸透させるのが、国語攻略の最も有効な一手です。