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「Chatくん」のスゴイところ・スゴくないところ

「Chatくん」のスゴイところ・スゴくないところ

Chatくん、もといChat GPTに「スゲェなぁ」って感じることもあれば「アホやな」って感じることもある。

2024年11月の段階の話で、今後の進歩で変わることもあるから、少なくとも「今のChatGPT≒AI」の話。

 

まずスゴイところ。

条件を指定したらどれだけ膨大でも秒で答えてくれる。

例えば今、オリジナルの英語テキストを作ってて、その演習問題として大量の素材がほしいことってよくあるのね。

そんな時に「中学生向けのbe動詞の問題50個出して」って言えばものの数秒でブワーッと出してくれる。

スゲェ

って思う。

人にはとてもマネはできんな、と。

 

でも、そこに「思想」は乗せられない。

これがChatくんのアホなところ。

このオリジナルテキスト、英語無双道って仮に名付けたんだけど、大目標は

英語初学者が英語で無双するまでの道すじのディテールを示しつつシンプルにまとめて確実に実力をつけられるテキストを作る

ことなのね。

その思想に則って大きな仕組みから細かな仕掛けまで色々と工夫してるんだけど、もちろんChatくんはそんなのお構い無しにバンバン出してくる。

Chatくんが出す案を吟味して抽出したり改変したりは人間がしないといけない。

有料版で「教育」していけばそれなりに解消されるかもだけど、最終的に選ぶ責任を負うのは人間であることは変わりない。

 

 

人間が仕事に求められる能力は否が応でも上がってしまう。

「何でもいいからアイディア100個出してこい!」はもはやボスがChatくんでやればいいだけで、人件費を使って部下にやらせるメリットはゼロだ。

人件費を使うなら最低でも、Chatくんが出したアイディア1000個を吟味して100個にまとめ直す、くらいのことはしてもらわなきゃ困る。

 

 

Chatくんは、単純なアウトプットは超得意だけど思考はできない。

その長短を踏まえると僕らは、そしてこれからの世の中を支えるデジタルネイティブは、思想という軸を持って(作って)情報を捌き形にする力が必要になってくる気がする。

 

雑にまとめると

AIのおかげで勉強の必要性は右肩上がり

って感じでしょうか笑