運動不足の権化みたいな人は「毎日1キロ走ったら?」って言われたら「いやそんなんできるわけねぇやん」って思うよね。
でも何かのスポーツをしてる人なら「え?いつもそれくらいやってるけど」ってなるよね。
なんなら「え?1キロだけでいいの?」とすら思うかもね。
同じ1キロなのに。
勉強もさ、一緒なんだよね。
「1時間の勉強」って言われて、長いと思う子と短いと思う子。
「長い」と思っちゃうとね、頑張る前に心が折れたりするんだよね。
やってみたら意外とチョロいのに、めちゃくちゃ高いハードルに感じちゃう。
ホントは2時間3時間とやらないといけないのに、1時間にチャレンジすることすら難しく感じちゃう。
そうなると習慣付けどころか、とりあえずイスに座るところから始めなきゃいけない。
習慣付けの最大のコツは、このハードルを低く見せるために「早く」から慣れさせておくこと。
ケニアの子どもたちは学校行くのに山を3つくらい越えたりするんだっけ?
彼らにとってはそれが「当たり前」
それがいいか悪いかは別にして、彼らからしたら1500m走なんて楽勝だよね。
だって毎日、それ以上を走ってるんだから。
それこそ物心ついた時から、ずっとそうしてきたんだもんね。
小学生だから1時間もできない?
低学年だからムリ?
ウチの娘は小1だけど1時間くらい平気でやりますよ笑
下の子は年少さんだけど30分くらいは毎日やってますよ笑
別に英才教育とかじゃなくて、将来、絶対に来る「何が何でも勉強しないといけない時」に向けて、「勉強する」というのに全くハードルを感じてほしくない。
ハードル走じゃなく、ただの100m走にしたい。
そのためにはとにかく「いつもそれくらいはやってる」という状態を早くから付けて、強化させていく。
大丈夫、潰れやしない。
人を潰すのはいつも、精神的圧迫だから。
心理的安全性をしっかり担保してあげれば、そういう風に大人がしっかり立ち回れば、決して子どもは潰れやしない。