教育とは我慢である。
山本五十六は言った。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ
日本という国を背負った兵士相手でさえこうなのだ。
ましてや子ども相手となると、
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやるくらいじゃまだ動きもしねぇ
であろう笑
子どもが動くのが先か、動く前に親が音を上げるのが先か。
我慢である。
ただ見ているだけの我慢ではない。
アレコレやって、声をかけ、動き動かし、それで動かなくてもまだ我慢して働きかける。
「我慢が足りぬ」
「忍耐が足りぬ」
「根気が足りぬ」
と、子に言う割に、あなたは我慢が、忍耐が、できているだろうか。
僕も二児の父だ。
脳天が沸騰するのは痛いほどわかる。
それがダメなのではない。
それで諦めて、「もう知らん!」と今まで積み重ねてきたものを一瞬でぶっ壊すことだけは避けてほしいのだ。
怒ってもいい。
ブチ切れてもいい。
ただ、それでも根気よく手をかける。
それでようやく、子は動き始める。