英語がニガテな子の英語の勉強ってね
とにかく例文を暗記する
というやり方に走っちゃうのね。
10個くらいならそれで何とかなるけど、じゃあ次のテストまでに50個覚えて来なさいとか、
10個覚えたうちの5個だけ出るからそれで10点ねとか、
そんな感じだから、頑張って単純暗記しようとしてもできないか、できたとしても大して点が変わらなかったり力になってなきったりするのね。
じゃあ英語がトクイな子ってどうしてるのか?
もちろん「暗記」はしてる。
でもその「暗記」は、ニガテな子の言う「暗記」とは違うのね。
トクイな子はその法則を掴んで(これを「文法」と英語学習では呼ぶ)、その法則をたどりながら覚えていく。
ニガテな子はまるで円周率みたいに暗記しようとするのに対して、
トクイな子は覚えたルールをもとに単語を並べていく。
A 彼らはピアノを弾きます。
B ジョンとヨーコはギターを練習します。
これをニガテな子は「全く別の文」と捉えてしまっている、そこにニガテたる所以がある。
ただ、こうなってしまうのはある種、大人の側に責任があるとも言えて、
つまり「英語は覚えてナンボ!」と言ってしまっていないか?ということ。
確かに覚えてナンボだけど、そういう時に「ルール・法則を掴んで守って覚えると楽だよ」というのを「言外に含ませてしまっていないか」ということ。
つまりつまり「言外」じゃなくてちゃんと言ってあげて、それでも「覚えりゃ文句ないんでしょ」という態度を取る子どもに「いやアカン!だってルール分かってへんやん!」と突きまくって付き合ってあげて、
という風にしないと、そりゃ人間だもの、カロリー消費の少ない単純暗記に流れてそのクセがついて、
結果、楽なことをしてるはずが頭を使わないばっかりにジワジワと自分の首を締められて、気がついた時にはゆでガエル状態。
英語は暗記だけど安易な暗記に走ったらドツボにハマる。
これは英語学習の最初期に知っていて欲しい・教えていて欲しいことだ。