とりあえず国公立
金大か、できればそれ以上
進学校の高校生たちは「何となく」そんな希望を持っている。
しかしそこまでの道の険しさ、長さを、多くの高校生(と、その保護者)は余りにも甘く見積もっている。
「できれば」国公立と思っている人も含めて。
その見積もりの甘さが、
「まだ、いっか」
の誘惑に負ける原因となっている。
金大を仮に偏差値55とした場合、上位約30%以内となるが、
それは「大学受験者の上位30%」であって、
全高校生の上位30%「ではない」のだ。
全高校生の約半分が大学受験を志望するとすると(日本の大学進学率は50〜60%)、
金沢大学は全高校生の上位15%以内
となる。
上位15%は中学一学年200人とすると学年30位以内
クラス30人だとすると5位以内
である。
中学のクラスで五本の指に入る秀才じゃないと金沢大学には届かない
というレベル感であることをまず知った上で、
ところがこれは高校入学以降の行動次第で逆転は十分可能
(というかそんな例は枚挙にいとまがないほど)
である。
高校受験を全てのゴールとして見るのではなく、
例えば高校受験の3ヶ月後に思いを馳せてみると(進学校ではちょうど最初の全国模試が行われる時期)、
全く見え方・構え方が変わると思う。