小学生の頃は大して差がないように見えても、
中1、中2、中3と学年が上がるにつれてドデカい差が生まれていく。
その原因のひとつにあるのが
「背景知識の有無」
だと思う。
雑な言い方をすると「いらんことを知ってるかどうか」かな笑
たとえば海で真水を得る方法、みたいな。
ただの雑学っぽいけど、原理は理科で学ぶ。
学ぶときに「あー、アレね」となるか、
ただの机上の空論にしか聞こえないか、
つまり具体性をもって吸収できるか否かで、
この単元の理解度が全く変わってくるのね。
こういう背景知識がそこかしこにあると、学校の勉強はドンドン入ってきそうだよね。
じゃあこの手の知識を身に付けさせるにはいかに?なんだけど。
一番、手っ取り早いのは読書(マンガでも可)かな。
僕は海水を真水にする方法、確か金田一で読んだ気がする。
自分から好きで読むんだから、そりゃ吸収率は抜群だよね。
じゃあ読書をさせるか、となるとなかなか苦戦する所ではあるんだけど。
そもそも家に本棚が無いと、ね。
手を伸ばしたらそこに本があるかどうか。
普段から「本を読む」というのに見慣れているかどうか。
これらが「ある」場合、ほとんどの子はどこかのタイミングで必ず本を手に取るよ。
読書がダメなら、口伝でいくしかない。
意図して何かと知識(こうしたらこうなる・これってこういうこと)に触れさせる。
何気ない会話の節々に、知識をぶっ込む。
特に最近、理科社会が弱い子が増えてきている気がする。
理科社会を単なる暗記と断じて、小学生から「暗記の訓練」みたく勉強させているせいか。
星を見上げて
「星ってめっちゃ遠くにあって、今光ってるのは一万年前の光かもしれないんだよ」
「一万年前って言ったらまだ日本と中国は繋がってたくらいだからね」
なんて言っちゃえば、これが理科と社会になる。
光は1秒に30万km進む、と言っちゃって一万年で進む距離(「あの星」までの距離)を計算しちゃえば、もはや算数だ。
理科社会は暗記、数学も公式暗記、
漢字も暗記で英語も暗記となれば、
そりゃ伸びるものも伸びないでしょ。
勉強=成績=入試
大人がいつの間にかそんな風に決めつけるようになって、
入試のための勉強、その効率化のための暗記。
子どもをバカにさせてるのは、他でもない大人の方なんだよ。