
「ワーク5周する!」っていうセリフ、よく聞くんだよ。
テスト前になると特に。
もう合言葉みたいになってる。
合ってる、合ってるよ。
テストで点を取りたいならワーク周回するべきだし、
成績上位者はだいたい5周くらいはしてる。
だけどさ、ワークの周回ってさ、「目的」じゃなくて「手段」じゃん?
「5周するために勉強する」んじゃなくて、
「できるようにしてたら、結果5周してた」って感覚が正しい。
成績上位の子たちは確かに「5周くらいした」って言うけど、
決して「5周しよう!」と思ってやってるわけじゃない。
解けない問題を解けるように
覚えられないことを覚えようとしてたら、
気づいたら「たぶん5周くらいはした気がする」ってのが本当の姿。
そんな子たちにもう少し話を聞くと
「いちいち『何周した』とか数えてない」
「〇周するのが目標じゃないし、『何周くらいしたの?』って質問がズレてる気がする」
と。
ワーク5周を目標にするのは決して悪いことじゃない。
そうすることで「今日、やらないといけないこと」が視覚化されるから。
つまり「今の勉強量で足りてるのか足りてないのか」がハッキリ分かるから。
だけど、ワーク5周を「目的」にしていては、いつまでも伸びない。
「分かった・覚えた・できた」の状態を作るために、気が付いたらそれくらいやってた
この感覚をつかむと伸び始めるというのを覚えていてほしい。
たとえばお家で「ワーク何周した?」って聞くんじゃなくて、
「何が分かるようになった?」って聞いてみるとどうだろう。
そしたら「あ、そっちが大事なんか」って気づくかも。
何周したか、より
「何ができるようになったか」
ここを大切にしていこう。