↓の記事でチラと書いた「テキスト完全マスターの肌感覚」についての詳細です。
先の記事で「やった所はどこでも即答」レベルを目指そうと書きましたが、
勉強、ことに「テストでの得点力」となりますと、
胸を張って「やった」と言える感覚のレベルの高さ
がそのまま「テストでの得点」となって返ってきます。
言うなれば
髪に泡つけて流しただけやろンなもん「頭洗った」に入らんわ!
という感じの話です。
ちゃんと言いますね笑
テスト前にサラっとやっただけのもの
手はつけたけど結局よぉ分からんまんま終わったもの
やりはしたけど覚えきれてないもの
これらは口が裂けても「やった」にカウントなんかできない!という感覚だったり
分からんかったし分かるまでやったよ?ん~、5周くらいはやったんちゃう?
何回やっても覚えれんくてさぁ、めっちゃ苦労したわぁ。いや何回とかいちいち数えてないけど今は全部言えるし試してみっか?
やってないことはないけど、説明するくらいなら別にできるよ。
くらいのものを「やった」にカウントするという感覚だったり、です。
(これが「やってない」とか言いながら点高いやんけどないなっとんねん!現象の正体です)
この辺の「やった」水準の高さがそのまま「テストでの得点力」になります。
「やった」に関するマメさ、とも言えそうです。
現にいつも450点を超えてくる塾生は、この「やった」水準が高く、
自信を持って「やった」と自分から言う事はほとんどありません。
「やってなくはない」くらいの言い方に留めますがその実、7周くらいはやってます。
恐らく本人的にテキトーにやった所もキチンと把握しているのでそういう言い方になる、と想像しています。
ただ、いきなりこの「やった」水準を高く持っていける子はかなり稀有な例でして(この塾生に関しても中1当初から1年半~2年はかかりました)
多くの子はテスト勉強とテスト結果を何回となく経験していく中で
「こんだけやったもんそりゃできますわよ」
「まぁここはかなり焦って手抜きになってしもたからな、取れんくて当たり前やわ」
を積み重ねて作り上げる感覚だと思います。
それでも定期テストレベルだけだと「なんか取れたふっふ~ん♪」なことがかなり起きますので、
中学の最後にドスンと鎮座しておられる「高校受験サマ」をキチンとやっつけてようやく、ひとまずの完成を見られるかな、と。
(高校入学後は高校受験サマがザコ敵レベルにうじゃうじゃしてますが♡)
中学生活のテスト勉強→高校受験
という流れは「自分の勉強スタイルの確立」という役割を果たし、
高校生活のテスト勉強→大学受験
が「確立した自分の勉強スタイルを応用・発展」させて「一生において使えるモノに仕上げる」という立ち位置を占める
と僕は考えています。
その前半部分、「自分の勉強スタイルの確立」のフェーズで「完全マスターの肌感覚」を醸成させていきましょう
と、手を変え品を変え、実際に経験させつつ、日々中学生たちに伝えています。