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「平均点と比べて」と言うけれど、ちゃんと評価できてますか?

「平均点と比べて」と言うけれど、ちゃんと評価できてますか?

このグラフを、テスト後に配られる(所もある)学年全体の度数分布表(5教科合計)だと思ってほしい。

今回、あなたのお子さんは平均よりちょい右(平均ちょい上)の青ラインあたりだったとしよう。

 

それを見て、どう感じるかは大まかに①・②に分けられると思う。

①「平均点と比べて高かったからOK」

②「平均点と比べて高かったけど、まだまだ真ん中の方だからダメ」

 

 

でもコレ、せっかく「平均点」という「統計でよく使う数値」をもとにしてるのに、

めちゃくちゃ曖昧でフワッとした感想じゃない?笑

自分の位置をグラフ上で押さえられたのに、全然具体性がないよね。

 

 

この緑ライン、偏差値でいうと55くらい。

偏差値55とは、

上位約30%

高校入試で言うと桜丘くらい

大学入試で言うと、学部にもよるけど金沢大学くらい

となる。

「え、意外と高いやん」と思った方が多いんじゃなかろうか。

 

もちろん、県内全域もしくは全国区の入試と、一中学校のテストで比べるのは乱暴だけど、

「志望校は二水だから、もう少し頑張らないと」

「桜丘に行きたいけど、ウチの中学校は少しレベルが低いからもう少し頑張らないと」

「せめて上から20%、点数で言うと〇〇点くらいは取りたい」

 

という見方になれば、一気に具体性が出て、前向きにテストを振り返れそうな気がするよね。

 

テスト後によく親子喧嘩になってしまう原因に

「実はお互い、自分の立ち位置と目指す場所を正しく認識できていない」

もしくは

「実はお互いの認識にズレがある(相手に伝わってない)」

というのがあるように思う。

 

親子間で、立ち位置の確認と目標の共有をしっかりするためのヒントになれば、

そして親子で前向きに、次のテストへ向かえる手がかりになれば、

と思います(^^)