「継続は力なり」と言われれば
積み上げた高さ=その人の力
という意味に捉える人は多いと思う。
もちろんそれもそうなんだけど、
今回は少し違った視点から。
塾だから「勉強」で考えてみよう。
小学生に上がり「勉強」というものが当たり前に始まっていく。
中学生になり、本格的に「勉強」を始める。
今は高校全入の時代だから、少なくとも高校入試まではほぼ全員が「勉強」を続けていく。
そして高校生になり、相変わらず「勉強」を続けている子はどれくらいだろうか。
大学進学率からザックリと計算すると、
40%超の人たちが、何らかの理由で「勉強を続けること」をやめてしまう。
残った60%のうち、これはかなり乱暴な計算になってしまうけれども、
少なくとも
偏差値50以上≒上位50%以上
の子たちは高校3年間、必死で勉強を続けたと仮定すると
0.6✕0.5=0.3=30%
18歳の時点で同学年の「30%」が
「しっかり勉強を続けてきた」ということになる。
小学校から高校まで、ただ「キチンと勉強を続ける」というだけで、
10人に3人しかいない人間になれる
ということだ。
さらに大学生になり、その4年間もしっかり勉強を続けていたとすると、
22歳の時点で10人に1〜2人
それくらいになるかも知れない。
社会人となり、仕事のかたわら、さらに勉強を続けると・・・
年を経るごとに、レア度=価値は上がっていく。
つまり、何かを続けていけばいくほど、
周りが勝手にやめていってくれるから、
残った自分の位置は相対的にドンドン高くなっていく、というわけ。
繰り返すが、ここで出した数字はかなり雑に見積もったもので、
大学に行っていない=不勉強
偏差値が低い=不勉強
と断じるつもりは毛頭ないのだけど、
「続けることの意味」
「続けることの強み」
を捉えるには分かりやすいと思ったので、こういう計算にさせてもらった。
大雑把ではあるが、でも遠からずの数字になったと思う。