高3生は共通テストの判定が出て、
中3生は統一テストの結果が出て、
さぁいよいよ志望校確定の段階へ、というこの時期。
受験生の心理としては
「受かりたい・・・!」
そして
「スベリたくない!!!」
です。
これはすごく普通で当たり前の心理で、
むしろ
「いや別に受からんでもいいっしょ」
って思えちゃう子はハイパータフメンタラーかスットコドッコイのどちらかでウルトラ少数派。
その残りの圧倒的大多数の子たちの中で芽生える、これもまたごく自然な思考として
【100%受かる所を受けたい】
となることがあってですね。
これは裏を返せば
【1%でも落ちる可能性が無い所を受けたい】
なんですね。
先にも書きましたがコレ自体は自然な思考なんですが、反面、コレが「受験のドツボ」でもあったりしてですね。
今、高校受験生・大学受験生には言いまくってる事なんですが
【どんな学校を受けても、君に「落ちる可能性は無いか」と言われれば僕は「ある」と答えるよ】
と。
倍率が1を超えている場合は必ず不合格者が出て、それに君が該当しない可能性はゼロではなく、たとえ定員割れをしてても学校側が「不適」と判断すれば容赦なく落とすのが受験だよ
仮にA判定だったとして、Aって合格可能性が「80%以上」だから最大で「20%で落ちる」と言われてるんだよ
「5回やったら1回落ちる」って、可能性としてめっちゃ高く聞こえるよね
じゃあそれが1%だったとしても「高い」と思えば選べなくなって、となったら君が受ける学校は無くなっちゃうよ
だからどこかで必ず「落ちるリスク」を受け入れて決断しないといけないんだよ
だから自分で「1%でも落ちる可能性を無くしたい!」っていう思考になってると気付いたらこの話を思い出して、この思考を断ち切ってね
堂々巡りのマイナス思考にハマったら伸びるもんも伸びなくなってドツボだよ
どこかで割り切って決断した方が気持ちも軽くなって結果も付いてくるから
うん、君なら大丈夫
僕は伸びると思ってるよ
と。
ちょっとドツボにハマりそうな子にはそんな話をしまくってます。
もちろん、データを参照しながら「これくらいで受かるね」「あと◯点でこうなるね」「こっちの方は可能性としてはこうなるよ」という話はします。
が、それとともに「ドツボにハマるな!」という話は、特に過度にセンシティブになっちゃってる子にはかなり強めにしています。