僕は基本的に、質問に対しては
かなり受け身
な姿勢である。
つまり、聞かれたらしっかり答えるけど積極的に質問を回収しようと動くわけじゃない。
それにはいくつか理由があって。
勉強してて「質問しよう!」と思い動くときって、それなりにハードルがあると思うのね。
心理的なハードルが。
その心理的なハードルを越えても聞きたい、知りたいと思えるかどうか、そこが勉強においては大事だと思ってる。
もうひとつは、無理に質問を回収しようとすると塾生側も「何か質問しないと!」と、無理に引き出すこともあるのね。
下手すると「質問するのはイイコト」ってすり込んでしまうことにもなりかねない。
必要な時に必要なだけの質問はすべきだけど、
「質問するのはイイコトだから」「質問しないといけないから」と思って無理にするものじゃない。
「質問した」という事実で安心して、肝心の「回答」に興味を示さなくなるんだよね。
あとは
分からなければすぐ質問すればOK
くらいに思われても困る。
頭がよくなる時って、分からなくって、調べて、でも分からなくって、考えて、それでも分からなくって、
で、「あ、もしかして・・・?」って分かる、この瞬間だったりする。
それを「全部聞けばOKふっふーん」くらいに思われると、上げられるものも上げられない。
かと言って、質問しやすい雰囲気も作らなきゃだし、塾生それぞれの状況も見抜かなきゃだ。
だから観察と、日々の関係性作り。
ここが肝だと思っている。