
「ママ、見ててね」
そう言って差し出されたテスト用紙。
その中でひと際目立つ赤いバツ印。
あなたは一瞬だけ、言葉をなくした。
(またできなかった)
(もっとちゃんと見てあげていれば)
そんな後悔が、胸をしめつける。
もっと上手に。
もっと早く。
もっと完璧に。
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でもね。
子どもは、
ママが欲しかった“結果”じゃなくて、
ママがくれる“顔”を見てるんだ。
言葉を失った瞬間の顔も
「すごいね!」って、笑った顔も。
どんなときも、どんな姿も、
子どもはまっすぐ見つめてる。
ママの「すごいじゃん!」が、
子どもの心に火を灯す。
やけに目につくバツを指摘するより
実はたくさんあるマルを喜んであげよう。
ママの“うれしい”が、子どもをまた強くする。