こないだ自学中に見かけたある中3生の姿がとても(いい意味で)印象的で、思わず関心していたんですが。
読みながら手を動かしながら考えてた
んです。
分かりにくくてスイマセン笑
理科だったんですけど、
その子は理科が一番の苦手で、
特に思考の先に答えがあるタイプの問題に苦戦してて。
それは本人も自覚の上だし、
僕も何度となく指摘してきた所で。
だからこそ、だと思うんですが、
解説文を読み解く上で、それを腑に落とすために頭の中だけじゃくて「手」を、正確には両腕を使って「見よう」としてたんです。
何も知らない人からしたら妙なダンスをしてるぐらいにしか見えないでしょうけど、
僕は遠目から見てもハッキリと「あぁ、アレを考えてるんやな」ってのが分かりました。
この子が理科が苦手な理由はまさに「それをしてこなかったから」であって、
頭のいいこの子が遂にそれをし出したから、
これはめちゃくちゃいい兆候だ!と思ってニヤニヤしながら見てました笑
途中「え、先生、これって」
と言われても質問を聞くまでもなく
うめ「おん合ってるよそれで」
と即答できるほど、キチンと文章を目に見える形に変えられていました。
愛する塾生が殻を破ろうとしている、まさにその瞬間に立ち会えるのは、
この仕事の醍醐味のひとつです。