今日は実力テスト目前ということで
自学
である。
自学
つまり、授業はしない。
「え?塾に行ってるのに?」「お金払ってるのに変じゃない?」と見る向きもあるかも知れない。
が、全くその批判は当たらない。
自学こそ、最もその子のためになる時間だからだ。
成績が上がった時
志望校に合格した時
思い出してみてほしい。
「あの授業のおかげで受かった」だろうか。
「あの時、めっちゃ勉強したから」ではないだろうか。
塾という産業の罪深い点のひとつは
商品=授業であるために、要不要を問わず「授業=正義」となってしまったことだ。
気付けば1日が授業でパンパン、振り返る時間も無ければ、勉強を工夫する余裕もない。
これでいい結果が得られるだろうか。
勉強が得意だった人、得意になった人、何かしらの成功体験を得た人はきっとみんな「授業」よりも「勉強」の方を鮮明に覚えているんじゃないだろうか。
「今日は自学ね」
割と勇気のいる言葉だ。
何かしてあげられることがないか
何もしてあげないのはどうなのか
そう思うのが親心である。
が、授業でのインプットを、自分で再現したり工夫したりしながらアウトプットして俺流を作り上げる幅が無ければ、伸びるものも伸びない。
多くの子が目をギラギラさせて自学に打ち込む姿が、この判断の正しさの証明のように見える。