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分からない時に「〇〇」を自然にやれる子は強くなる

分からない時に「〇〇」を自然にやれる子は強くなる

小学部の育伸テストで言いまくったこと。

 

分からん時は「読む」んやぞー!

 

 

 

 

 

 

この話を最初にした時にね、小学生たちに「分からん時ってどうする?」って聞いたらね、みんな口を揃えて

 

 

 

飛ばす

 

 

 

って答えたんだ。

愕然とした。

表情には出さなかったけど。

「それだったのかー(泣)」って。

 

 

 

 

確かに「分からない問題は飛ばす」は有効な戦術だ。

限られた時間の中でウンウン悩んで答えが出ずに他の取れるはずの問題が取れなくなるくらいなら、分かるところからドンドン埋めていく方が効率がいい。

 

んが

 

しかし

 

子どもたちに「悩むのは時間の無駄」「分からなければ考えなくていい」という感覚を知らず知らずに植え付けているのではないか、と。

テスト中なら一万歩譲って妥協したとしても、普段の宿題・勉強中ですらそういう感覚で進めているのでは、と恐怖すらした。

 

 

 

悩まない者に勉強ができようはずがない

 

 

 

これは賢明な読者様方ならばうなずき過ぎてヘッドバンでしょう。

よもや「効率的な点の取り方」が「非効率な勉強の仕方」に繋がっているという事実。

ならばいっそ「分からない問題を飛ばすの禁止」までした方がいいのでは?とすら思ってしまう。

少なくとも、その手の戦術は受験後期、過去問演習で解禁すれば十分なんじゃないかな、とも。

(短期的なテストの点で大騒ぎする勢の影響か、なんてこの話をし出すとジャンプくらいの分厚さになるのでやめておきます)

 

 

分からない問題でも、時間の許す限り考える

理想は、取れるところを取り切った上で

 

 

この「考える」という行動のトリガーとなるのが

 

 

 

読む

 

 

 

である。

 

 

 

 

 

「考える」が如何せん、行動としては表に現れないために「考えろ」と言われてもどうしたらいいか分からなくなる子が割と多い。

(私見ですが「いや分かるやろフツー」と思った方は観察不足です。私見ですが)

 

「考える」が具体的な行動を伴わないから最初の動き始めが分からない。

だから「読む」を先に置く。

読めば「考える」に繋がる感覚を覚えてもらう。

 

分からない問題に対する所作はその人の「癖」レベルで染み付いているので(少なくとも小1から何年もかけて繰り返してきた行動なので)、

Five Up⤴でも話した通り、悪癖は少々の努力じゃあ抜けないし、だからこそ自然と「読む」をトリガーに「考える」まで繋げられる子は、

間違いなく強くなる

断言できます。