ムスメ(たぴ・小2)とムスコ(はやぶさ・年中)とをスイミングに通わせてるんですが、
まさかの奥さん(ナオちゃん先生・ピー歳)も同じスイミングに通って「いる」(昼間は自由に泳いでいーよーコース)という。
おかげで普段、めったに聞けない「コーチの心の声」をナオちゃん先生が聞き出すことに成功してて笑
技術的なことはさておき、ある種の成長パターン的な部分もこっそり教えてくれちゃってます(のをナオちゃん先生から教えてもらってます)。
何の話だよ!って感じですよね笑
水泳・競泳の成長パターンが勉強界隈とも似通ってるのでそのご紹介です。
いくつかあるんですが、今回は大きく分けて2つを。
①早熟
才能なのか、身体の使い方が上手くて少し練習しただけで圧倒するほど速くなる子。
②遅咲き
早熟と比べて才能というか、もともとそんなに身体の使い方が上手くないから小さい頃ほど苦労する子。
ここまでは「そらそうやわな」って感じなんですが、ここからが興味深い。
①で将来を嘱望されるような子でも、途中に色んな事情(※後述)で伸び悩み、かつて圧倒していたはずの②にいつの間にか追い抜かれてしまう
ということがよくあるんだとか。
個人差はあるものの、小学校高学年〜中・高くらいで逆転が起こってくるという。
色んな事情というのは例えば、
・たまたま他と比べて水泳に関係する器官の成長が早かっただけで、周りの発育が追いついてくるとパッとしなくなる(小学校の頃だけ背の順一番後ろパターン(うめざわ)が想像しやすそう)
・センスに任せてコーチの話を聞かない(理論を軽視する)ことで、話を一生懸命に聞いて合理的な泳ぎを身に付けた子に追い抜かれていく(科学の勝利)
・邪念(トモダチ・カレカノが多いっぽい)に苛まされ練習に集中できない or サボり気味になり、コツコツ地道に練習してきた子に負けちゃう
・ケガ(これは仕方ない)や環境の影響(アタシ中学に行ったらバド部入りたいんだー的な)、家庭的な要因(費用や送迎にかかる労力など)、その他諸々の理由で水泳を辞めた(辞めざるを得なくなった)
など。
(一応、上の子(たぴ)を選手育成コースの末席に置かせて頂いているので、大会だったりテストだったりのタイムで基準やお友達と比べては一喜一憂しているんですが(「憂」の方が多い笑)、
つまりたぴは圧倒的②で、同い年に圧倒的①が男女1名ずついて、我が子のタイムを見ては「はぁ・・・」という気持ちが湧いてくるのは否めない状況なのです笑)
ここまでを一旦まとめると、
初期パラメータが高い方が序盤は有利にはたらくものの、レベルが上がるごとに経験値の多さの影響度合いが大きくなる
という、(考えてみれば至極当然の笑)パターンが見られると。
(もちろん、初期パラメータが高い上に、経験値をコツコツためた者は最強)
と、ここまで書いてお気付きの方もおられるかもですが、
この「①と②の逆転」は勉強でもそっくりそのまま当てはまります。
おおむね、無条件で①が上に立つのは中学〜高校受験、長くてせいぜい高校1年前半まで、勉強をナメる・遊びにハマってしまう等で努力を怠ると高校生以降で②だけどコツコツ勉強を続けてきた子に抜かれ始め、「大学へ、いざ行かん」の段になってものの見事に逆転を食らわされる
ということは本当によくあります。
逆の目線で言うと、
中学〜高校受験までは勉強面では正直パッとしない感じだけど、意に介さずなのか負けん気なのか、はたまた理想に燃えてるのかで勉強を辞めなかった子は、かつて「あんなに高い所にいるヤツ」だと思ってた子に対して大学生以降、逆に「なんかパッとしねぇなアイツ」と立場が逆転しちゃった
という具合です。
(ここでもやっぱり、中学まででめちゃくちゃスゴかった子が高校でもしっかり勉強を積んだ子が最強)
別に大学名で競うことに何の意味もないですが、金沢大学あたりは思いっ切りこの逆転現象の範囲内です。
つまり、①の子でも努力が伴わなければ到達できないくらいに高い場所ではあるものの、②の子でも経験値さえ貯めれば十分に手が届くところに金沢大学がある、ということです。
ここまで書いて、結局何を言いたかったのかと言いますと、
中学の段階で成績が高い低い、という話は初期パラメータの影響が大きいためあまり意味がなく、
どれだけ長く勉強を続けられるか(どれだけ多く経験値を貯められるか)
という視点の方がよっぽど大勢にインパクトを与える、ということです。
久々にこんな長文(1800文字超)書いたな笑
ここまで読んで頂けた方、お付き合いありがとうございました(^^)