前に「あーアレね」の数が成績に直結するという記事を書きました。
ついさっき書いた「説明文、おいしく頂きました」のエントリーでも同じようなことを言ってますが、
本格的に習う前に概念/概略だけでも知っている子
は強いです。
逆に、学校で習う段になって初めて聞くことが多い子は、めちゃくちゃ苦労します。
やってもやっても上がんない・・・
回避できたはずの苦難にぶち当たって越えられなくって戦意喪失、なんて子を何人も見てきました。
長く塾講師として現場に立っている身から言わせて頂くと、そうなるのは必然では、とすら思っています。
勉強での苦労は、ある程度は回避可能です。
これから学んでいくようなことを、事前に小出しに話題として会話をしていけばいいのです。
山に行って虫を捕まえる時に生物について話す/調べる
たし算をやってる時に「2+2+2って2が3個だねー」と、かけ算を教えておく
選挙の時に選挙の仕組みを話しておく
そんな些細な積み重ねの上で「あーアレね」が成り立っています。
こういったことは、学校や塾でできることの範疇を越えています。
チョイチョイそういう話はできても、標準装備しておくべき範囲・量はとてもじゃないけど賄えません。
こういうことを「種まき」と形容される先生もおられますが、まさに日々何年にも渡って種をまき水をやり続けた結果、15歳くらいで花開き20歳くらいで実となって出てくるという壮大な「種まき」は、お家の方を除いてできる人はいません。
些細なことでもいいので「あーアレね」をたくさん作ってあげてください。
刈り取るまでに何年もかかりますが、その分、大きくて甘い果実となりますよ。
これも必然です。