
「弘法筆を選ばず」とは言いますが、僕の理解では
弘法大師レベルの超人なら何でも上手に書けるから
そこに至るまでは自己研鑽しなさい
というテイストです。
そして
道具が関係なくなるレベルに到達するまでの我々凡人は、
まずちゃんと筆を選べ。
そして手入れをしろ。
ダメになったらすぐに替えろ。
だと思ってます。
消しゴムでこすっても薄くならず、紙がヨレて泣きそうになってる姿
鉛筆が短すぎて、親指と人差し指が限界までつまんでる
定規が割れてても「まだ使えるし」と言い張るetc.
それじゃあ戦えない。
数学の難問に立ち向かうのに、定規が折れてちゃ心も折れる。
「道具が悪いせいにするな」はごもっとも。
だけど、せめて「普通の道具」くらいは持たせましょう。
普通の道具を、普通にお手入れすれば、普通に戦えます。
弘法大師も、アマゾンで新品の筆を注文するときはニヤついてたはず。
ちょっと今から、我が子の筆箱を覗いてみましょうか。
中に「2センチの消しゴム」と「芯の出ないシャーペン」と「なぜか折れたコンパスの針」が入ってたら、
それはもう筆箱という名の学力低下促進キット。ヤル気減退マシン。
「うちの子、なかなか勉強したがらないんです」「なかなか結果が出ないんです」
であればまず、その筆箱を疑ってみませんか?