似たような主旨の話を中1・2に立て続けにして、なお記事にもしたんですが、
これから書く内容は一般的な中学生には広く当てはまる話なので冷静に読んでほしいです。
一部(記憶力お化け)を除く大半が、今日覚えたことは日の出とともにリセットされます。(注 記憶力お化け:褒め言葉です)
ここで注意して押さえておいて頂きたいのですが、「日の出とともにリセット」は「あー、なんか言ってたけどわすった」なニュアンスではなく「え?そんなこと言ってたっけ?」を真顔で言う、そんな感じです。
これは頭が悪いとか気合いが足りんとか、そういう話ではなくって、「そんなもん」なんです。
大半が、学年で95%の子が、そうなのです(それが残り5%の最上位層が最上位層である所以でもあります)。
プロの塾講師の方は今ごろうなずきすぎでヘッドバン
しておられる思いますが(読んでくれてる前提のセリフですがたぶん誰も読んでない笑)、だからと言って非・記憶力お化けの子たちが成績アップ、学力アップを望めないのかと言うともちろんそうではありません。
日の出とともに忘れた、だから今日もやる
それで良いのです。
見る人によっては途方もなく無駄に思えるでしょうが、
忘れた、だからもう1回やる
が一般的な子(繰り返すようですが【学年の95%】の子です)が取り得る唯一にして最強の勉強法です。
忘れては覚え直し、また忘れては思い出し、を繰り返す中で、記憶力お化けとまではいかないまでも、記憶力・記憶の量とその持続期間は伸びていきます。
それを勉強語で「定着」と呼びます。
僕も塾講師の端くれなんで色んな方のブログを拝見するんですが、思うに皆さん(うめざわ含)は共通して
いかにもう1回させるか
に苦心しているように感じます。
仕組みを作ったりモチベートしたり意識付けさせたり、その手法は様々ですが、ほとんどの塾さん(うめざわ塾含)がやられているのを抽象化しますと
いかにもう1回させるか
それによっていかに記憶力・記憶の量およびその持続期間を伸ばすか
に収れんされると感じています。
ですのでうめざわ塾も例に漏れず同じ話を飽きもせずに何度もするわけですし、それは指導要領の設計思想にも通底しているじゃないかなと思ったりしてます。(じゃないとひと続きの単元をわざわざぶつ切りしてる理由がない。算数/数学なんか特に)
とまぁ、あえてブログでこういうことを書いている目的はというと
今日覚えたことは日の出とともにリセットされるのが人間の基本スペックである
という、個人的な観測結果で恐縮ですがおそらく真実であると断言できる本件を、ぜひとも今ブログをお読みのパパママさんにだけは心に大切にしまっておいてほしい、ということであります。
日付けが変わりました。
うめざわもストロングゼロ飲んで晩飯食って寝て日の出とともにリセットしてきます。
ごきげんよう。