(1) 何人かの子どもに、あめを9個ずつ配ると7個たりないが、7個ずつ配ると3個あまった。子どもは何人か。
と
(2) 何人かからお金を集めるのに、1人250円ずつ集めると1000円たりないが、300円ずつ集めると600円あまった。何人いるか。
で、「式が逆になる」件が、今日の中1数学のメインテーマ。
数学ニガテなパパママさん方、ここで数学の解説をするつもりはないので安心してください笑
サラっと式が出てきますが、「お~ん」くらいで流しておいてOKです♪
文章題あるある
(1)が「9x-7」だったから、(2)も「250x-1000」にする
あるよね~
もう少しあるある
ちゃんと(1)を見ながら(2)で「250x-1000」にしたのに、しっかりペケ
あるある~
実はここが、文章題の勉強の落とし穴。
この問題で分かっておいてほしいのは
「たりない=ひき算」って覚えたらアカン
ってこと。
最初に「文章題は何算するかを真剣に考えろ」って言って、みんな「ふんふん、そうかそうだよね」って納得してこの問題解いたはずなのね。
※授業の冒頭で「何算にするか考えること」について喋ってます。
で、ちゃんと「たりない」って言葉に反応して、(1)を見て、「ひき算!」って決めたと思うのね。
今日、覚えててほしいのは
それは「何算にするかを真剣に考えることにはならない」
ってこと。
「その考え方はチガウやつや」って認識するのが大事だ
ってこと。
「9x」が何で、なんで「9x-7」にしたか。
「みんなに配ったら9x個いるんやけど実は7個たりひんねん。今、7個少ないねん」
だったね。
「250x」が何で、「1000円たりない」をどう考えようか。
「みんなからお金集めて250x円になったけど、まだ1000円たりひんねん。あと1000円いるねん」
ってことだね。
たりない=ひき算
じゃないね、全然。
そういう覚え方、しちゃダメってこと。
問題集によっては「配るとき:たりない→ひき算」「集めるとき:たりない→たし算」って書いてるのもあるけど、覚えられっかってーの笑
いいね。
文章題は「何算かを真剣に考える」んだよ。
(2)で式をミスっちゃった子は、
「あぁ、今までの俺は何算かを真剣に考えてなかったんだな」って思ったのを覚えといて。
「次は、ちゃんと何算か考えるぞ!」って気持ち、覚えといて。
そうしてやっと、勉強スタートだから。