最近、ふわふわと感じていたことではあるんだけれども、今日、確信めいたものを得られた。
音読をすると「理解しながら聞き取れるマックススピードが上がる」
話し手のスピーキング速度についていけるかどうかは、聞き手がどこまで早口なら内容理解しながら聞き取れるかにかかっているんだけれども(当たり前のことを言ってる)、
「聞き手側のついていけるスピードの上限は聞き手側の音読スピードに比例する」という仮説。
つまり、音読が上手であればあるほど、話し手が早口でも内容を押さえて聞くことができ、
聞き手の音読が下手であればあるほど、話し手は(内容を押さえてほしいと思っているなら)ゆっくりゆっくり話さねば伝わらないということ。
これ、個人的な観測で恐縮だが、ほぼアタリだと確信した。
同じスピードで話しても、音読が上手な子は内容を押さえられているのに対して、音読が上手くない子は飛び飛びでしか分かっていなくて、曲解してしまっていることも多々ある。
話している事柄の基本的な素養(知識・経験)の有無にも依存するから今まで確信は得られなかったけど、今日のとある出来事でアタリだと強く感じた。
時代は1.5倍速で映像&音声情報を処理するのがトレンドである。
が、想像するに、そのスピードで情報を咀嚼し飲み込めている人は30%もいたらいい方だろう。
大半は「分かっていない」か「曲解している」のどちらかだ、と。
こうなってしまうと、情報化社会に生きる基本スキルが抜け落ちてしまっているとすら思えてしまう。
しかし
音読で耳による情報のインプットスピードは上げられることも確認できた。
話者が1.5倍速で話しても曲解せず理解できる力を音読で得られる
これは、勉強すればするほどメリットが大きくなる。
音読をコツコツ鍛えることは「最強の効率化」ではないだろうか。