
特に、暗記にめっぽう強い。
その理由はコチラ
①単純暗記の効率化
②思考暗記が可能
以下、解説です。
①単純暗記の効率化
単純暗記の極意は「反復」
つまり、回せば回すだけ有利。
漢字が得意な子は、用語暗記を「言って」覚える。
「言えさえすれば書ける」って自信があるから、
逆に「言えるのに書けない気持ちが分からない」くらいだから、
口から出て来さえすればOKって感覚
漢字が苦手な子って、用語暗記も「書いて」覚えようとする。
この「書く」って動作、めちゃくちゃ時間かかるのね。
1ページ、20個くらい一問一答が並んでいるとして、
1周「書く」間に、3周は「言える」くらい差が出る。
10分間で「書く」のに30個に対して、「言う」だけなら100個はいける。
手ではなく、口を動かす方が圧倒的に効率的なのね。
だけど漢字が苦手だと「言えても書けない」って問題にぶつかる。
音で覚える → 字を覚える
の2枚の壁を超えなきゃならない。
そこに負担を感じるから、1枚目を飛ばして2枚目の「字を覚える」から攻めた方が楽に見える。
漢字が得意だと、壁は実質「音で覚える」の1枚のみ。
単純暗記の効率化はこうやって起こる。
②思考暗記が可能
字から意味を連想して覚えることができる、という思考暗記(←勝手に命名笑)が可能になる。
例えば「排他的経済水域」が分かりやすいかな。
漢字が得意な子は語彙も豊富であることがほとんどだから、
排他的経済水域を「排他的な、経済活動のための水域ってことね」で理解できちゃう。
多少、問題文をヒネられても「排他的な経済活動のための水域のことを指してる」と分かっちゃえば解ける。
漢字が苦手だとコレができない。もしくはハードルを感じちゃう。
「水産資源や鉱産資源を沿岸国が利用できる海域を( )という。 答え 排他的経済水域」
って、問題文と答えを対応させて覚える。
だから、問題文が変わると答えが分からなくなる。
結果、問題文の種類だけ「暗記量が増える」って捉えちゃう。
同じ暗記をさせてみても、目には見えない脳みその中で、実は全然ちがう動き方をしてるんだ。
これは、漢字が得意な子にとってはごく自然で無理のないスタイルに対して、
漢字が苦手だと「めっちゃ難しいことしてる」って感じちゃうのね。
「それだったら何も考えずに書いて覚えた方が楽じゃん」とすら。
漢字が得意な子は苦手な子と比べて5倍は勉強効率がいい
「5倍」って数字はテキトーだけど(爆)、数倍以上の高効率なのは確か。
そしてその理由を2つほど挙げたが、これも塾生たちを観察・指導していて感じたところ。
かつては「なんでこうした方がいいって言ったのにやらないんだろう?」と思ってたけど、
「そうできない理由」「そこにハードルを感じる原因」があることに気が付いた。
漢字は何としてでも書けるように。
コスパを考えるなら、ここはマスト。
だからうめざわ塾は、漢字テストにはこだわり続ける。