loader image

開業日記②

開業日記②

①↑の続き

 

 

 

 

 

 

県内有数の学習塾の教室長として勤務して「塾産業」というのを身に沁みるほど知った。

 

 

 

 

 

教室長とはつまり営業マンだから、売上ノルマがしっかり課せられてて、

 

生徒にとっての要不要に関わらず「なんちゃら講座」「かんちゃら対策」は買ってもらわねば困る目玉商品。

 

 

 

 

 

タダで自習する生徒はオイシくなく、

 

できる限り売上に貢献してくれる生徒(の親)に席を売った方がいい、となるわけで。

 

 

 

 

 

 

 

ただ、これは確信を持って言えることだけど

 

 

 

 

 

 

 

自習ができる生徒の方が、生徒を自習ができるように育てた方が、

 

 

 

 

 

最終的に自己実現力の高い人間になる確率が段違いに高い。

 

 

 

 

 

「塾なんだから対策してよ!」という声が相当数あり、

 

 

「なんちゃら講座」「かんちゃら対策」がそれなりに【目に見える結果】に結びつきやすいのは重々承知の上でなお、

 

 

 

 

 

 

 

勉強に自責で挑める力、そこで得られる果実を得ることの意味・価値を「塾」という存在が否定してしまうのはアウトでしょ

 

 

 

 

 

 

 

 

という気持ちが、真剣に「塾講師」として働けば働くほどにニョキニョキ伸びていった。