
この時期、高校生たちの悲鳴が聞こえてくる。
特に高1生。
「高校受験の方がまだマシだった・・・」と、わりと本気で言ってくる。
当然だ。
中学は義務教育。
範囲も内容も、たかが知れている。
だが高校は違う。
「大学に行きたい?だったらこのくらい当然でしょ」と、
遠慮なしでゴリゴリに詰め込んでくる。
しかも、最初からである。
高1の1学期から、容赦はない。
受験を乗り越えて安心していたら、エンドロールもそこそこに、いきなりエクストラモードが始まる感じだ。
その難易度たるや、スライムですらボス級。
ここでつまづいた高1生の多くは、こうつぶやく。
「高校受験で頑張った意味・・・?」と。
そんな悲鳴にも似たつぶやきに真顔で反論すると
高校受験で頑張ったから「大学受験へ頑張るステージ」に上がったんでしょ。
それが嫌なら最初から進学校なんて選ばなきゃよかったじゃん(笑)
である。
さて。
高校は、中学と同じ感覚じゃあ通用しない。
高校生には高校生の、戦い方がある。
うめざわ塾・高校部生も「高校受験の方が楽だった」と言っている。
あれだけの1年間をともに過ごしてなお、「去年の方が楽だった」と。
だが、彼ら彼女らは言う。
「数学はいけるけど」
と。
このひと言の重み、凄みは、おそらく塾業界人にしか伝わらないだろうが(笑)
高校に合格した矢先の春から、3年間の大戦略を描いて走って来たんだ。
君らはこれからの半年で、周りに歴然たる差を作り上げていくよ。
「大学行きたいなら、このくらい当然」な世界へようこそ。
さぁ、高校生の戦い方をしよう。