中3生は統一テストの結果を引っさげて12月面談に臨むことになります。
ここでは今後の方向性を(ある程度)ハッキリさせることになります。
具体的には
私立高校の確定
公立高校の希望調査
の2点です。
私立高校を「スベリ止め」のつもりで受験する場合、万に一でも失敗するのは許されないので、
「ゼッタイに100億%受かるところしかOKと言われない」
というのはありますし、そういう流れで進むのもある程度は仕方ない部分もありけりだと思います。
(にしても、あまりにも本人の実力を過小評価しちゃってるケースはめちゃくちゃ多い印象ですが)
そんなこんなで私立高校が決まりましたよ、じゃあ公立はどうしましょうかとなった時に、
第一志望校に対して断固として
無理!
と言われちゃうケースもめちゃくちゃ多いです。
(厳しいですね、もう少し下のレベルで考えようか、などの変化球もコミコミ)
僕はこの「12月面談」のタイミングで「公立高校の合否」は
正しく予想(予言)することは不可能
だと思っています。
だってね、統一テストって11月に受けるものですよ。
公立入試って3月ですよ。
本番の4ヶ月も前の実力で「ウン、無理だわ」なんて、何で分かっちゃうんですか。
真に受けなくていいですよ、少なくとも公立高校に関しては。
(私立だって受験は2月だからまだまだ分からない)
(超・安牌を選ぶという意味で11月段階での実力で判断ということに対しては一定の理解はしています)
面談で公立高校に対してかなり厳し目に(1.5倍盛りくらいして)お伝えするのには、
OKと言った→ダメだった→面目丸つぶれ
ダメって言った→受かった→よく頑張った!でセーフ
という計算があることも見逃してはいけません。
これは学校の先生をディスってるわけではなく、
むしろ予想できないことに対してかなりの責任を伴って予想しないといけない
という状況が生んでしまっている悲劇だと思うんですね。
やっぱり「学校の先生に言われた」というのは受け手からすると相当な重みがありますから、
それを理解した上で「かなり渋い評価」を下さないといけない、という。
まぁあとは「厳しいことを言って一念発起してほしい」というのもあるでしょう。
ともかく、中3生の12月面談での公立高校に対する言及は、受け手としては深刻に受け止める必要はなく、
「あぁ、先生も大変だなぁ」
というある種の達観した視点で見たほうが精神衛生上もよろしいかと思います。
(でも勉強は必死のパッチでやらないと、です)